健康と生きがい

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【PTA】私がPTA会長を引き受けた、いくつかの理由。

 そろそろ運動会の季節です。この時期になると、次年度のPTA役員もそろそろ決まりだすのではないでしょうか。

 私が所属しているPTAも、来週の運動会あたりまでには決めないと、という感じなのですが、今年もなり手がいないそうです。というわけで、来週の運動会(ちょうど保護者が集まるタイミング)で、次年度役員の候補者、対象者を集めて、会長の方から説明してほしいとのお願いがありました。

 どんなことを話そうか考える前に、私がPTA会長をやることになった経緯や引き受けた理由などを、自分なりに整理してみたいと思います。

 

突然やってきた声かけ。

 

 あれは、二年前の運動会の日でした。私は当時小学二年生の長子の運動会を、家内と二人で観覧していました。私は子育てはほとんど家内に任せっきりだったため、入学式にも参加せず、小学校を訪れたのはそれが二回目でした。

 家内と私はもともとその土地の人間ではなく、社交的な性格でもなかったので知り合いはほとんどいません。そんな私達夫婦に、当時のPTA会長と推薦委員長なる人物が「PTA会長をお願いしたいんですけど。」と、突然やってきました。

 

曰く、

  • この小学校のPTA役員は、地区ごとに持ち回りで候補者を選出している。
  • 次年度は私が住んでいる地区から候補者を出す年だが、少子化で、候補者が私達夫婦しかいない。
  • 役も地区ごとに決まっている。役員の任期は二年で、次年度の候補者は、次年度に副会長→次々年度に会長という役。
  • というわけで、(実際に会長になるのは再来年だけど、)PTA会長をお願いします。

とのことでした。

 

 当時の家内は、PTAの大変さというのは噂には聞いていたらしいのですが、私はPTAという存在はしっていましたがその実態についてはまったくなにもわかってはおらず、ただ、持ち回りで順番に担当していく、その順番が自分に当たったのならやらなくてはいけないもの、と素直に受け止めたので、即決はしなかったものの、行事のたびに会社を休むことになるので上司に相談してみますが、おそらくお引き受けできると思います、とポジティブに返事をしました。

 

引き受けたときの、二つの思い。

 

 家内は「即決で断るかと思った」と驚いていましたが、その時の私には、上記以外に、大きく二つの思いが頭にありました。

  • 私は子育てはほとんど家内に任せっきりで、しかも勉強面でも学校に頼りっぱなし、先生に任せっぱなし。「良い父親」になれればいいのだが、とてもなれそうにない。しかし、PTAという組織の会長という役割を与えられれば、仕事感覚で(自分的に上手く)学校と関わることができ、先生や家内に対して、子育てができていない罪滅ぼしになるのではないか。
  • 当時、息子は若干のいじめにあっており、子供の世界での出来事なのでと親としては静観していたが、「父親がPTA会長」となれば、息子が学校に対して自信をなくしたり嫌いになったりすることを多少なりとも防げるのではないか。

また、当時、ちょうど自身がクローン病であることが発覚したばかりでしたが、逆に発覚したばかりで今後の病状についてはかなり甘く見通していたこと、「上司に相談」とはいったものの、私の上司は理解ある人格者なので了承を得るのは難しいことではないだろう、という計算もありました。

 

 果たして、上司の理解も無事に得、数週間後に改めて当時の会長に引き受ける旨の連絡をしました。

 

実際にやってみて。

 

 先述の通り、私が所属するPTAの会長職は、任期が二年で、一年目に副会長を経験してから二年目に会長となるシステムです。

 一年目は、まったく何もわかりませんでしたが当時の会長(私に声をかけた人の次の代の会長)をはじめ、他の役員や委員のご活躍ぶりをみて色々勉強させていただきました。二年目となる今年、いよいよ会長をやらせてもらっているわけですが、周りの方の助けもあり、なんとかやれています。楽な仕事ではありませんが、貴重な経験を、楽しみとやりがいをもって取り組ませてもらっていますし、そのこと自体にはとても感謝しています。(一年目が終わった時点で、私に声をかけてくださったお二人にはお礼を言いました。)

 

が、しかし…。

 

 以上が、私がPTA会長を引き受け経緯と理由で、また実際にやってみての感想となるわけですが、多分、PTAに対してそこまでポジティブに感じてる人って、少数派なんじゃないかな、とも思うわけです。役員や委員を未経験なら悪いイメージしかない方がほとんどでしょうし、実際に、現段階で次年度以降の役員を引き受けてくださる方がいないわけで。

 というわけで、来週の運動会にて、役員を引き受けててもいいと思ってくださるような話ができるよう、今から案を練っている次第です。